スノーボードツアーは1人でも楽しめる

スキー場1

バスや新幹線を利用するスノーボードツアーとは2人以上で参加する人が多いため、あまり1人向きではないと言われてきました。しかし、1人では参加できないという事はまったくなく、自由に参加できます。そして実は1人での参加には様々なメリットがあり、そんなにデメリットは多くないほか工夫すれば楽しめるため、一度、1人で参加してみるのはどうですか?

メリット1「ビギナーに教えなくていい」「上級者の足手まといにならずに済む」

自分自身は既にある程度高い技術を習得している状況の中、スノーボード初心者の友達と一緒にツアーに参加する事にはデメリットがあります。ビギナーが参加者の中にいると、その人に基本的な技術をおしえる必要性も生じますので、なかなか自分が練習をする時間をとれません。

一方、一人でスノーボードツアーに参加する場合は思う存分特訓をする事ができますし、ビギナーが1人参加する場合は上級者の足手まといとならずに済みます。

メリット2「1人なら他人を予定を気にしなくていい」

2人以上でスノーボードツアーに参加する場合、一緒に行く人と予定を合わせなくてはなりません。また、行き先も参加者全員で話し合って決める必要がありますが、1人で参加するのであれば行き先は完全に自分一人で決められます。

そして、明日の予定が何もなくて困っているような時、前日に行く事を決めて準備をし、参加するような形もとれます。その他、参加者の一人が急遽、仕事の都合や家庭の事情で行けなくなった場合に、楽しみにしていたツアー参加が直前で取りやめになるようなリスクもありません。

メリット3「外国人に話しかけやすい」

ツアーバス2

近年、日本各地のスキー場には、時差がほとんどないアジア各国や南半球のオーストラリアからたくさんのスキー客・スノーボード客がやってくる事で有名です。北海道のニセコなど一部エリアは、スキー場内・駅内・街なかの外国語対応が進んでいる一方で、外国語対応がまだ十分ではエリアも存在します。

そういったエリアにおいては、あちこちで困っている外国人の姿を目にする事になりますが、英語・中国語等を勉強中のかたにとってはネイティブと話す大きなチャンスです。仲間と行動している場合は会話を途中で打ち切って困っている外国人を助けに行く事はできませんが、一人であればそれが自由に出来ます。

外国語を上達させるにはネイティブスピーカーと話す事が重要といわれる中、困っている人と話す形であれば、語学学校に通うのと比べてお金は発生しません。外国人が多い場所に行き、彼らと話す生活を続けていれば外国に行く事なく一気に語学力がアップする可能性があるため語学学習中のかたにも1人での参加はおすすめです。

新幹線なら1人の時間が短い

スノーボードツアーにはバス・新幹線・飛行機と3つのタイプがありますが、若者の間ではバスツアー・新幹線ツアーが人気です。コスト的にはバスツアーのほうが安く済みますがシングルでの参加だと長時間バスの中にて一人ぼっちで過ごす事になります。

それに対して新幹線で近場に行く場合、60分から80分ほどでスキー場そばの駅まで到着しますので、バスツアーと比べて1人で過ごす時間はわずかです。(参照元 > スノボー宿泊ツアー > オリオンツアー)

そのため、乗り物の中にて一人で過ごすのが苦手なかたは、バスツアーよりやや割高にはなるものの新幹線ツアーに参加するほうが良いと思います。

1人参加のデメリット

実はメリットが色々とあるものの、1人でスノーボードツアーに参加する事のデメリットがないわけではありません。例えば、頂上付近からの景色が綺麗で、その美しさについて誰かと語り合いたくても、誰とも感動を共有できず自分の中で消化するしかありません。

また、初めて行くようなところでも仲間と一緒なら寂しさを感じずにいられますが、1人だと見知らぬ場所に過ごす中で寂しさを感じる人も多いと言われます。現地にて1人で滑る場合、例えば雪崩に巻き込まれて身動き取れない状態になったとしても、2人以上で参加していれば高い確率で救助してもらえます。

しかし、1人だと誰も助けに来てくれないまま寒さが厳しい夜を迎えて命を落とす可能性がないともいえません。

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食事面の工夫

スキー場の飲食施設とは休憩所ではないため、街のレストランやカフェ同様に飲食物は持ち込んではなりません。そのため、一人で飲食店に入ると、必ずメニューを注文する必要があり、注文した商品を待つ間から食べ終わるまでずっと1人で過ごす必要があります。

1人でご飯を食べるのが平気なら問題ないですが、苦手な場合はチョコレートバー(スニッカーズなど)・おにぎりなどを持ち込み、駐車場などで食べる形がおすすめです。また、家から持参したお弁当をゆっくり食べたい場合は、あらかじめ地図で近くの公園や景色が良い場所を探しておき、その場所で食べるのも良いでしょう。

気が合いそうな「おひとり様」がいたら声をかけてみるのもおすすめ

1人のスノーボードツアー・スキーツアーとは、「寂しさ」が共通の悩みだと言われます。そんな中、もし参加したツアーの中で、バスターミナル・駅や現地で何度も会うような同じツアー内の常連参加者がいたら注目です。

道中で会う分には、互いの都合を合わせる必要はありませんので、もし気が合いそうな人だったら話しかけてみてはどうでしょうか?もし互いにシングルの寂しさを感じていたとしたら、現地での良い話し相手・食事相手になるはずです。

また、もしかしたら趣味が合う事や家が近い事がきっかけとなって一生の友達になるような事もあるかもしれません。その他、2人乗りリフトで同じく「おひとり様」と思われる人と相席になったら、積極的に話しかけて情報交換をするのも良いと思います。

1人で行く時の持ち物

1人でツアーに参加するときは、身の安全のために持っていく必要があるものが存在します。雪崩に巻き込まれたり、コースから外れて大怪我をして身動きが取れなくなった時のために大音量のブザーや強力な携帯ライトを用意しなくてはなりません。

なお、2つのアイテムを兼ねたブザー付きライトが市販されていますので、そういったものを用意してポケットに忍ばせておきましょう。また、周囲が乗り物の中で盛り上がっている中で孤独感を感じたくない場合は携帯音楽プレーヤー&イヤホン(ヘッドホン)も忘れることなく持っていくことをおすすめします。

その他、11月や春にツアーに行く場合、冬なら遭遇の危険性がない熊とばったり出くわしてしまう恐れもあります。そのため、熊が冬眠中ではない時期にスキー場に行く場合は「熊撃退スプレー」も持っていくようにしてください。

特に春季は、冬眠明けで空腹なため熊が狂暴な傾向ですので、スキー場を離れて近くの森林に入るような場合、熊対策商品の持参は必須です。